産前、出産後の準備をしておきたいなと思い、時間があるときに本を読んだりはしていたのですが、産後になってから「この本、もっと早く読んでおきたかった!」という本にも出会いました。
ので、出産前に読んでおいてよかった、読んでおきたかった本を並べてみます。
とはいえ、ぎりぎりまでお仕事をして赤ちゃんを迎える準備でお忙しい方もいると思いますし、ずっとつわりが続いている方もいらっしゃるでしょうし、余裕がない方はご負担ないようにしていただければと思います。
無理なくご興味ある範囲で、情報として取り入れていただければ幸いです。
- 産後クライシスをいかに回避するか?パートナーと協力するために
- 自分も寝られるための選択肢としての睡眠知識
- 全く無知で思っていた以上に複雑だった母乳問題
- 侮れない保湿。新生児からのケアで一生に影響を与えるかもしれない
- 知っておくと日々の楽しさが増す、赤ちゃんの発達
- 少しコミュニケーションを取りやすくなるかも。語りかけ育児
- おまけ:お口の発達
- おわりに
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産後クライシスをいかに回避するか?パートナーと協力するために
産後は「産後クライシス」という言葉もあるように、パートナーシップの危機になりやすいとよく聞きます。
どんな考え方の違いでズレが起こっていくのかが具体的にイメージできてよかったです。
また、産後に限らず、パートナーシップにおいて、パートナーとの対話が不可欠だと思っているのですが、そもそもどう対話していいのかを知りたい場合はこちらがおすすめです。
パートナーシップはとても大事だけれど、産後は目の前のことでいっぱいで、そんなことについての本を読んでいる余裕はなくなると思うので、産前におすすめしておきます。
また、本ではなく講座も。
私が産前に認識できていなかったので、産前の講座には参加できていないのですが、こちらも良さそうだなと思っています。
自分も寝られるための選択肢としての睡眠知識
「ネントレ(=ネンネトレーニング)」という言葉もよく聞きますが、トレーニングとしてきっちりやるかどうかはおいておいて、知っておけると楽になりうる手段かなと思っています。
ネントレはいろんな流派があり、本もたくさんあるので、ひとまず何か1冊読んで概要を掴んでおけば、そもそもネントレをやりたいかどうかの判断にも使えると思います。
代表的なものとしてこちら。
そもそもの1日のリズムをどう作るかを考える際に、参考にしました。
赤ちゃんによって、合う合わないはもちろんあると思うのですが、かなり具体的なので、どう試行錯誤していくかをイメージしやすいと思います。
よく言われていることとして、毎日のリズムを作り、朝は太陽を浴び、夜はしっかり暗くするなどがあります。
うちの子の場合は、産後退院後からすでに夜の方が眠っていたのですが、昼間がなかなか寝られず。
0ヶ月のときには、抱っこをして、「やっと寝た!」と思っても、5分10分で目を覚ますの繰り返して、1日中寝かしつけているような気分でした。
そのときに、この本を読み直し、「活動限界」を意識することで、昼間も寝られるようになりました!
※ 月齢に応じて、赤ちゃんは起きていられる時間の目安があり、それを過ぎると、ストレスホルモンのせいで眠いのに寝られなくなってしまうと言われています。
その起きていられる時間の限界が活動限界です。
各月齢の活動限界は、下記の記事でも確認できます。
その他、流派の説明と本は以前の記事でご紹介していますので、ご興味ありましたら。
全く無知で思っていた以上に複雑だった母乳問題
「ネントレ」という言葉はよく聞いていたので、産前に本を読んでいたのですが、母乳については知識をつけようとすることすらせず、私は完全に無知だったなと思っています…。
産後1ヶ月は夫が育休を取る予定だったこともあり、「夫とシフト制にすれば、睡眠もしっかり確保できるんじゃないの?」と思っていました。
そうもいかないのがこの母乳問題ですね。
私の無知さをさらけ出した記事がこちらですので、ご興味あれば。
そんな母乳育児について、WHOにガイドラインがあるのですが、そのガイドラインを日本語訳する形でまとめてあるのが下記の本です。
そもそもの母乳の仕組みや、よくある問題への対処法も載っています。
また、母乳については、いろんな巷でよく言われる母への呪縛のようなお話も多いのですが、どれが文化的に言われてきたことで、どれが世界共通、科学的に実証されていることなのかを区別することができます。
母乳については私もいくつも問題にぶつかり、産後2ヶ月でこの本を読んだ際に、まさに「もっと早くに知っておきたかった…!」と思いました。
侮れない保湿。新生児からのケアで一生に影響を与えるかもしれない
産後のお悩みトップ2はダントツで睡眠と母乳だと感じています。
3つ目のお悩みとなると少し割れてくるのですが、そこに入ってくるかもしれないものの一つに、新生児湿疹や乳児湿疹があります。
私も知らなかったのですが、単なる湿疹ですぐに治るならよいものの、アトピーになってしまうと、食物アレルギーや喘息、鼻炎などを引き起こす可能性も高くなるようです。
ただ、月齢が浅いと、乳児湿疹かアトピーの違いが区別できないため、しばらく様子を見ることになります。
この本をもっと早くに読んでいれば、新生児からのケアの大切さも理解できるし、アトピーだったときにも少し早くに気づいてケアしてあげられると思います。
ちなみに、本に書かれている内容でも特に下記あたりを私は早めに知っておきたかったです…!
- 乾燥肌だとアトピーになりやすい(冬生まれはアトピー率が上がる)。スキンケアでアトピーも防げる
- 両親ともアレルギー持ちなら、子のアトピー率50%
- アトピーの場合は、その他様々なアレルギーの発症率が高くなる
- アトピーの特徴
・かゆがる動作 (抱っこで顔をこすりつける、寝かせるとくねくね等)
・頭や顔に始まり体幹・四肢に下降
・左右対称
私自身、食物アレルギーを持っており、可能な限り息子に同じ苦労をさせたくないなと。
ちなみに、なぜ保湿がアレルギーを防ぐことになるのかというと、アレルギーは肌からアレルギーの原因物質アレルゲンが侵入することが第一段階となるので、皮膚のバリアを作ることが大事なようです。
食物のアレルギーも、少し前は食物アレルギーがあれば食事から除去するのがよくある対処法でしたが、肌から入る前に口から入れた方がよいというのが最近の考え方で、アレルギーの可能性が高い食べ物を遅らせるのは害になると言われているようです。
こちらの記事でも概要をつかめると思います。
知っておくと日々の楽しさが増す、赤ちゃんの発達
ここまではマイナスを減らすためのご紹介だったのですが、ここからはプラスを生む情報のご紹介。
発達について知っておいたおかげで、育児がより楽しくなっていると感じます。
次にどんな発達が起こりそうかを学んでおくと、我が子がやりたいと思ってまだちゃんとできていないうちにも、やろうとしていることがわかって楽しくなるし、少し補助をしてあげることもできると思います。
目の前でいっぱいなときにはなかなか優先順位があがらないと思うので、こちらも産前の余裕があるときにさっと目を通しておけるとよいのかなと思っています。
モンテソーリ教育の考え方が私は好きなのですが、ひとまずこの1冊で概念を掴むとともに、ざっくりどのくらいの月齢でどんなことをしようとするのかがわかります。
各動きや身体全体のつながりを理解しながら、発達の妨げになりそうなことを防いだり、補助したりするという観点で、こちらも良かったです。
1万人の育児のQ&Aとイラストから学ぶ! 生まれた日から歩くまでの発達ガイドブック 山野井えみ 著 【一冊送料込み】 | 中島タタミ店オンライン
こちらは、本というよりまさにガイドブックくらいの厚みなので、月齢が進むごとに次に何が起こるのかなと眺めるくらいがよいと思います。
また、こちらは産後に辞書的にパラパラと見るでよいと思いますが、同じく発達のサポートをどうすればいいかを考えるうえで役に立ったので、おまけとして載せておきます。
少しコミュニケーションを取りやすくなるかも。語りかけ育児
おまけ:お口の発達
講座で聞いた内容も、そのうちまとめる…かも。
おわりに
以上、もしも産前にお時間とエネルギーがあれば、読んでみるとよいかもしれないオススメの本でした。
産後すぐは、隙があれば寝たい状況のため、なかなか本を読む余裕もないかなと思います。
けれど、わからないことや不安なことはたくさん出てきて、毎日検索ばかり。
今回紹介した、特に母乳の本とアトピーの本は、ググってもすぐに出会いにくかった情報が詰まっていたので、良かったです!
ただ、妊娠中も無理せず自分を大事にしてください!